これ読んだ
銀行と金融に興味がある人は読んだほうが良いです。 銀行内での派閥争い。 融資をめぐっての、銀行側と企業側との駆け引き。 不良債権を抱えた老舗ホテルをどう再生させるのかといったところや、金融庁の意地悪な検査をどう切り抜けるかといった起承転結のし…
ハゲタカファンドを題材にした小説です。 破綻寸前の企業を買収し、改革を行いそれを高値で売ることで利益を得る、それがハゲタカのやり方だと解釈しています。 一見、いい言葉では無いように使われていますが、企業再生をするという意味では、その企業にと…
42%くらいの視聴率を取ったドラマ、半沢直樹の原作本です。 読めばわかりますが、ドラマであれ程登場した倍返しという言葉は出て来ません。 最後の方に10倍返しという言葉は出て来ますが、それも一度きり。 数年前、ドラマが始まる前に一回読んでて、今回再…
陰陽師の著者が書いた小説の書き方の本。 色々、日本の歴史やら雑談に脱線しながらも、自身の小説の書き方についてレクチャーしてます。 専業作家で成功した方なので、小説を読んだり書いたりする人が読むと参考になるし面白いかも。 なかでも、アイディアは…
著者はアニメのシナリオライターとして、アンパンマンのシナリオを長年書いている。 アンパンマンは起承転結がはっきりしていてキャラクターもはっきりしている誰もが知るアニメ。 その話を作る過程など交えながら、シナリオを作る方法と、どうやったらシナ…
私小説のベースとなった賢太の体験というか、生い立ちが書かれています。 中学時代から成人して、イカやタコの冷凍を抱っこする仕事、そして物書きになるまで。 半ば自叙伝的な内容です。 ここに書かれていることが八割本当なら、賢太氏は相当親不孝です。 …
芥川賞受賞、私小説作家の日常。 つまり日記。 web連載されていたものを本にしたものです。 2011/3から2013/5あたりまでを書いてます。 あの地震の直後で、編集者との打ち合わせ中に揺れたとか、スーパーに行くと缶詰が無いとか、間接的にあの頃のことが書か…
本の中で著者がドフトエフスキーの罪と罰を推してきます。 人生を変えた著書と、ナニワ金融道を描いた人から言われると、いっちょ読んでみようかという気にさせられる。 とにかく、この作品に影響を受け、唯物論が大好きなようで、神の存在を信じていない。 …
社長という立場の人がどうやったら効率よく時間が使えるか、といったことが掛かれています。 どちらかというと中小企業の駆け出しの社長というか、自身もまだ現場で仕事してるような時間に追われている社長向けといった感じです。 ただし、社員が読んでも役…
中小企業の総務担当向け。 まさに一人総務といった何でも屋さんとなっている人が、自分のまとめというかやるべきことを再認識するために書かれた本。 業種ごとに特殊な総務仕事はあると思うが、この本ではあくまで一般的な総務作業の説明にとどまっています…
恐らく未発表作「酒場ブルース」が収録されていて、その絵柄がまだ完成していないし、話も平坦なので商業誌には乗らなかったのだろう、だけどナニワ金融道の片鱗というか作風がちょっと見えてて、個人的には面白かったです。 キャバレーに勤める主人公が仕事…
著書は黄金期のジャンプ、653万部の頃、編集長をやっていた人です。 私はその頃、小学六年生で、絵画教室の帰りに毎週買ってました。 どのページを見ても面白い漫画ばかりだったし、勢いがありました。 学校でも話題になっていたし、教室では読んでる人の周…
二編収録されています。 一つは直木賞を取った話で、もう一つは何かに載せた短編なのかな。 とにかく文章によどみが無く読みやすい。 ただ、ありきたりな話で起伏はあるんだけど読んでてそれほどハラハラもしない。 主人公が元キャバ嬢と付き合って結婚する…
タイトルになってる作品と、もう一つ小編が収録されています。 タイトル作品は、主人公の男がひょんなことから友人とチンチロリンの賭場に行き、そこでサイコロのイカサマに失敗するところから話が二転三転して行きます。 流れるように場面が変わるし、人も…
最近は、新しい小説を買わずに、家にある小説を何度も読んでいます。 だいたい家には三十冊くらいあります。 二年くらい読んでない物を選んで、電車で読む。 ほとんど覚えていない。。。 いや、全体的な流れは覚えてはいる。 ただ細部になると、初見かと思え…
会社の帰りに、ちょっとlinuxの本が欲しくて、書店に立ち寄る。 技術書専門のフロアで、OSのところ散策してると、linuxの本沢山ある。 手に取って読むと、役に立ちそうなこと書いてある。 その隣にあるやつも、役に立ちそう。 で、あれもこれも欲しくなる。 …
小売業、特にアパレル系のコンサルタントを行っている人が書いた本です。 コンサルタントの仕事内容が事例を交えて書かれていますが、大半は筆者の考え方と心構えばかりといった内容でした。 期待していた実際の業務や成功へのプロセスはあまり詳しく書かれ…
水族館には年に一回行ってます。 かなり取材したみたいで、水族館の蘊蓄や、イルカやラッコの生態何て細かに書かれています。 本当かどうかは、図鑑なんかで確認する必要はありますが、、、 主人公は市役所に勤める公務員で、ある日突然、水族館への出向を命…
凄い分かり易い。 図が一ページ使ってバーンと描いてある。 字も多く無く図との親和性が高いので読んでて頭に入る。 何よりいつも仕事してて思ってるモヤモヤを、言語化して具体的に書いてあるので「あるある」ってなります。 絵が何とも皮肉を込められた感…
随分昔だけど、ライブドアのニッポン放送買収についてが解説されています。 TOBをせずに立会外でこっそり大量の株を買ったことは良くないということを言っています。 アメリカでは買収する時はまず相手を訪問するらしいです。 ライブドアはそこを省いたから…
かつてのライバル貝塚が登場し、三つ巴の戦いになりました。 主人公チームと、ヒロインチームと、第三のチーム。 貝塚が主人公に勝負を降りるように奨めますが、それを断ります。 ただ、敵もちょっと甘いのか自分たちの種明かしをしてしまい、そこを主人公が…
社内で案件獲得抗争が起きます。 主人公は大手の通信会社ルートで受注。 ヒロインたちは別のルートで受注。 大きな案件で、大きな商社二社が合併するのでそのインフラ統合のRFPを作成します。 どのチームも、元請けの下で働いてせっせとRFP作ってます。 主人…
中編一つ、短編三つで構成されています。 主人公以外の脇役が主人公の話ばかりです。 スピンオフ作品と言うことで、気分転換に面白いです。 最初に出て来る中編は、梅林という主人公のかつてライバルだった男の話です。 RFP対決の競合として、過去に登場しま…
シンプルな構成と、分かり易い人間関係の、ライトノベル感覚の小説。 小説を読み慣れた人なら一時間から二時間で読了できると思います。 ネトゲに依存した人たちを題材に、どうして依存したのか、依存してる間はどうなのか、どうやって依存から脱したのか、…
今回はヒロインの謎というか伏線が回収されます。 何でトランクルームに沢山のエンジニア向けの資料があるの? 住んでる部屋に何もないのは何故? 何でコーラスグループに入ってるの? とか、あとツナが好きって言うのは回収されてないか。 これは、恐らく実…
ラノベで毎回異なる女の子も登場するし、ヒロインも可愛らしい少女なのですが、甘い展開やファンタジー路線ではありません。 とても、現実的な話もあるし、社会の厳しい面を見せつけられる。 学生よりも社会人が呼んだ方が共感出来る点が多いかも。 とくに、…
子供向けのシリーズの本なんだけど、結構難しい言葉と内容だったと思いました。 社会学に照らし合わせて、どう生きて行けば、このよろしくない世の中、というか日本を良くできるかを説いている内容です。 言っていることはとても全うで、要は、他人を思いや…
著者が教師だったので、小学校の描写がリアルなのだろうなという印象です。 ただ2001年の本なので今から考えると結構昔です。 だから、今の時代にどれだけ合うのかというと疑問ですが、根っこのところは変わってないのでなるほどと思うところは多いと思いま…
オールカラーで大きめの字。 沢山のイラストを使った両開きに一項目ずつの説明はとても分かり易かったです。 日経平均株価とは 株式市場の種類 ローソク足、チャートの見方 損切、益出しの心得 移動平均線 など。 一通りのことは抑えてある。
主人公の女子高生は、可愛げのあるおっちょこちょいで、ちょっと80年代のヒロインって感じですね。 反対に彼女を助ける彼の方は、困ってる彼女につっけんどんだけど、冷静で的確で時には優しい対応でとても頼りになります。 何より頭がいい。 そして、最後の…