甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「アニメ・シナリオライターへの道!」アニメ化されたい小説を書くなら

著者はアニメのシナリオライターとして、アンパンマンのシナリオを長年書いている。
アンパンマンは起承転結がはっきりしていてキャラクターもはっきりしている誰もが知るアニメ。
その話を作る過程など交えながら、シナリオを作る方法と、どうやったらシナリオライターになれるかという指南を本書で行っています。

イメージ 1


序破急、起承転結、五幕と話の書き方には型があり、その型からから逸脱している話は大抵面白くないです。
全く無いわけでは無いですが、これらを無視した話は、私が読んだ中ではほとんどなかった。
主人公が目的を持ち、何かの事件に巻き込まれ、それを苦労して解決していく。
それを型に合わせて描くことはありきたりなのだけど、やっぱりそういう話は面白い。
で、本書ではそれらの型に合わせたシナリオの書き方を教えてくれます。

シナリオを作るうえで、ハコに分けてエピソードを書いてるそうです。
ハコには1エピソードを描き、そのハコを細分化して入れ子にしていく。
ハコは付箋でもいいのだろうけど、用紙に並べて、構成を整理したり入れ替えたり出来る。
頭から書いても行き詰りそうなので、こう言った方法を取るのでしょうね。

技法は本でも学べるけど、
結局は、遊んで色々経験していないと引き出しが無いので面白いお話は描けないんだなって言うのが一つ。
あと、作ったものに関係者が意見したとしてもそれを素直に受け入れることが大事のようです。
あと、人脈。

小説をアニメのシナリオにする時、小説なら心情を何行も文章にして表しているけど、アニメだと絵で表さないといけないからそこが制約というか難しいようです。
逆に小説では一行で描かれている風景描写を、アニメだと絵で丁寧に描かないといけないから大変らしい。
そうなると、アニメ化を目指す小説はシナリオになりやすいことを意識して書くほうがいいのか?