甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「なれる!SE14 世にも奇妙な?ビジネスアライアンス」主人公のライバル大活躍

中編一つ、短編三つで構成されています。

イメージ 1


主人公以外の脇役が主人公の話ばかりです。
スピンオフ作品と言うことで、気分転換に面白いです。
最初に出て来る中編は、梅林という主人公のかつてライバルだった男の話です。
RFP対決の競合として、過去に登場しましたが、主人公に負けてしまいその後出番がありませんでしたが、ここでメインとして再登場。
主人公に敗れてから第一線から干されている状況からスタートで、しかも妻が育児ノイローゼという辛い状況。
でも、結構活躍しててよかった。
ほとんど左遷で送られたプロジェクトに議事録取り係りで終わるのかと思ったら、これまた主人公のかつてのライバル次郎丸と出会い、
共同戦線でプロジェクトの不正を暴くところは探偵ものみたいで面白かったです。
何で無駄な会議を毎週やるのか。
何で若手で力のないメンバーを他部署の代表として参加させるのか。
そこには情報シスとベンダーの癒着と、ユーザの立場を無視した怠慢がありました。
そこにビジネスチャンスを見出して、見事に返り咲きます。
最後は、一回転山場がというか返しがあって、さらに賢い人間が梅林の手柄を取っていきます。
あとは、短編。
社長が仕事に介入して現場が混乱する話とか。
ヘタに調整に入ると、機材がスケジュール内に来ないとか、ほんと、そういうことが現実にもあるので辛いけど読んでて面白いです。