「ゲームシナリオを書こう!」を読むと小説も書けそう
ゲームシナリオは書かないけど、小説を書くのに役に立つかと思い読んでみました。
五人の著名なゲームシナリオ作家の方たちが、インタビュー形式だったり、説明形式で、シナリオの書き方やコツみたいなのを教えてくれています。
五人それぞれ自由に書いているようで、語り口に統一感はありませんが、全てにおいて、シナリオについて語っているので問題はありませんでした。
テーマはあったほうがいいけど、説教臭くならない程度にという方と、メッセージ生が強いほうがいいのでテーマはあったほうがいいという方もいたり、それぞれ考え方の違いがありますが、両方やってみて自分に合う方を選べばいいかなと思いました。
米光一成さんの話が、自分には一番しっくりきました。
沢山の閃きが結びついて一つになる。というのは、なるほどと思いました。
常に、毎日、思うことや感じたことを蓄積して置き、ある日、一つになって物語が出来るそうです。
作ろうとしている題材に対して、アンテナを常に張っておくということでしょう。
常に、色んなものを貯め込んで置き、断片化したものをこねくり回して見ようと思いました。
キャラクターごとに決めシーンを考えるというのも、話を広げられそうだと思いました。
生き生きしているキャラは
・どんな奴でどんな性格か
・何のために行動しているのか
・キャラを好きになってもらえるようないいシーンを用意する
・キャラの成長、変化、裏切り、仲直りなど
確かに、これらが満たされている漫画や小説は名作が多いですね。
鈴木里香さんの面白いシナリオを書くには、面白くないシナリオを書くという方法も参考になりそうです。
・世界観が独りよがり
・リアリティーがない
・ゲームに不向きな素材
・題材と目的が違う
・意外性ないストーリありきたり
・期待感、危機感無
・人物が生き生きしていない
確かに、これが出来てない漫画や小説は面白くないです。