甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「Oracleの現場を効率化する100の技」に載ってるようなトラブルシューティングはホントはしたくない。

現場で、ORACLEデータベースを管理しています。
数Gから数TByteクラスのものまで、様々なものを管理しています。

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何かあれば、サポートとやり取りすることが多いのです。
この本にはサポートに問い合わせないと教えてもらえないことが書いてあります。
普通の本だと書いてないことが書いてあり、本当にヤバいことがあった時に役に立つ本だと思いました。
特に、共有プールなどのメモリについての解説は、一読の価値があります。
動的メモリ管理で自動変動するPGAサイズが、実行計画に影響を与えることもこの本を読んで初めて知りました。

システムがスローダウンしたり、障害を起こしているとき、どういうSQLを投げれば、どういう機能を使えば、原因が分かるかTips形式でまとまっているのがいいです。

主に、11g,12cが対象ですが、アーキテクチャの話は、過去のバージョンでも役に立つ内容だと思いました。

SPMについては、一度も使用したことが無かったので、他の本やマニュアルを読んでも、どんな時に使うのかピンときませんでした。
この本には、どういう時に使えばいいか書いてあり、使用目的が分かったので理解できました。

ORACLE社や、サポートセンターにいる方が書かれた本なので、内容的には信頼できると思います。
内部的な仕組みについての解説や、障害復旧についての対応方法も、著者の経験をもとにかかれているので、分かりやすいし、納得できます。

個人的には、自分が過去に経験した障害のことについて、どう対処したらいいか書かれていて、あの時、大変だったなあと思いだしながら読めたのもよかった。