甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

その「エンジニア採用」が不幸を生む ~良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要か?

良いエンジニアを採用するために人事や経営陣に読んでもらいたい内容です。
そして、エンジニアも採用された会社で幸せに働けるように、読んでもらいたい内容です。

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特に、自分が転職しようとしている会社がどういう目的で自分を雇おうとしているのか、この本を読んで立ち止まって考えるといいと思います。
入ってから後悔しないように。

いくつかの事例が、小説みたいで面白いです。

 ・ITリテラシーのない社長が突然、エンジニアを採用して失敗する
 ・エンジニアをコストとしか見なくて失敗
 ・出来る人は出来る人を雇い、出来ない人は自分よりできない人を雇って失敗
 ・スーパーエンジニア何てそういないのに、一生懸命探す
 ・エンジニアの雇用数は競争優位性の指標という、外資系株主の助言でエンジニアを確保しようとして失敗
 
はっきり言って、上のエピソードを読むだけで、身に染みるし、なんか気持ち入れ替えようと思いました。

参考になったのは、転職エージェントの使い方と言うか、思惑についてですね。
愛想がいいのは何でなのか?
彼らも営業なので、何人企業に送り込めるか?というノルマがあるから、決してエンジニアの希望に合う求人を提供しないというか出来ないということ。
そして、出来るエンジニアは自分で知り合いのつてを使ったり、直接企業に売り込んで転職してしまうということ。
結局、他人任せではダメなんだなあと思いました。

エンジニアは腕一本で渡り歩く姿に憧れる面があります。
フリーで会社の人間関係をきにせず、収入を上げていくことに夢を見ることもあるけど、やっぱり、就社したいっていう思いがあります。
安定してるし。
就職より、就社を考えてるエンジニアが多いというのは、やっぱりなと思いました。
また、収入より働きやすさ重視で転職するというのも納得。
多少収入が低くても、人間関係が大事ですから。
人間関係が良いところだと、少々ハードでも頑張れます。

というような、なるほどと改めて思う内容でした。