甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

崖っぷちジョッキー―負けてたまるか!を読みました

競馬が好きな人は一気に読める内容です。

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なかなか勝てないジョッキーの競馬界の裏話といった感じです。
華やかな内容は少なめで、負け組と自分で言ってるので、底からの視点で、レースや調教のことなど語られてます。
トップジョッキーのそれと違い、話してる内容がリアルというか、共感できる部分が多いで宇s。
出走報奨金がギリギリもらえる八着争いが激しいといったことは、何だか馬券を賭けて一喜一憂しているお客さんには関係ないのかもしれないけど
当のジョッキーたちはそういう視点で必死なんだなと思いました。
八着で最悪の結果じゃないという考えも興味深いです。
実際の仕事は大成功は少ないけど、八着くらいの仕事はあると思います。
とりあえず、大成功ではないけど無難にこなしたなっていう。
一般の仕事もジョッキーの仕事も近いなと思いました。
ただ、ジョッキーのほうはもっと結果にシビアですが。

馬券損した客からやじられることで、度胸がついて女性に積極的になってもてるようになったというエピソードは面白いです。
また、競馬という性質上、落馬したら死ぬかもしれないという意識が常にあり、それがいつ死ぬか分からないんだから楽しく生きようという考えに
繋がっていくのは、どんな自己啓発本に載ってる言葉よりも分かりやすいし、参考になりました。

競馬学校で成長を止める為の食事をさせられ、馬のニンジンや草を食べて飢えをしのいだというエピソードや、調整ルームでのサウナを使った過酷な退場絞りなど、馬券の参考にはならないけど、ジョッキーの過酷さがよくわかる内容です。