甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「「有名人になる」ということ」経済とマーケティングの知識を身に着けながら有名人の勉強

経済学の知識とマーケティングの知識を織り交ぜながら、有名人になるにはどうすべきかということと、有名人で居続けるにはどうすればいいかを分かり易く論じています。
有名人はおぜん立てして運よくなれた一部の人以外は、本当に努力しないとなれないんだなってことが分かりました。
著者は自分の会社の社員と家族が困らない程度のお金が欲しくて有名人になろうと思ったそうです。

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有名になってからのメリットデメリット、なんてのが書かれてます。
有名になれば色んな人から協力を受けやすい、その反面見ず知らずの人のやっかみや誹謗中傷を受けやすくなる。
有名税と言えば仕方ないですが、それが人情でしょう。

有名になるために自分という商品をどう作って売り込んでいくのか、その過程とやり方が書いてあります。
自分の才能、それを欲してくれている人がどれほどいるか。
会社勤めだと、会社に行けば仕事が貰えるが、有名人は自分から仕事を作らないといけない。
ハイリスクハイリターンですね。
その品質を保持して行くのも並大抵ではなさそう。

文化人枠でテレビに出ても余りギャラにはならないそうです。
どちらかというとテレビ主演自体がお金にならんのだそう。
テレビからすると宣伝のために出しているという感じになるから、ギャラが安くなるんだそうです。

ブームは一、二年で過ぎるという悲しい現実。
そう言えば去年見たお笑い芸人はどこ?
今年見た縄跳びのお笑い芸人は来年いるの?
日本人の場合、情報取得と解釈のサイクルが二年間でおおよそレイトマジョリティまで普及するからだそうです。
有名になってから消費されるまでの過程が、イノベーターからアーリーアダプター、そしてラガードまでのサイクルで説明されてて面白い。
最後は自分を株に例えています。
有名人になるということは、株式公開するということで、世間の目に晒され厳しい批判を受けるのは当然なのです。
上場会社は投資家に厳しい視線を向けられています。
社会のインフラを大きく使って稼いでいる以上、それは仕方のないことです。
だから、その人が作った有名人というブランドを活用したくて、色んな人たちがその有名人に仕事を持ってくるんです。

あと、勝間バイクの存在は笑った。