甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「株式ディーラーのぶっちゃけ話」を読んだ

証券会社でディーラーの仕事をしている人のぶっちゃけというか裏事情を小説風にアレンジした内容になっています。

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ディーラーのお仕事と言うのは、簡単に言うと会社のお金で株を売り買いして利ザヤを稼ぐということで、個人投資家と異なるのはその儲けの何割かが会社のものになるということでしょう。
個人だと税金は引かれますが、儲けはすべて自分のものになりますからね。
本読んで分かったことは、ディーラーには少なからずギャンブル癖というか賭け事が好きだという部分があるということ。
やはり、一発あてるためにあれこれ考える人で無いとやっていけないです。
そして、そういう身を焦がすような立場でずっと仕事していける人じゃないと無理でしょう。
一度に数百万儲けた、損したという仕事は神経をそうとうすり減らします。
この本の、個々のエピソードを呼んでいるとそれがよく分かります。
社内での社員同士の出し抜きあいや、五百万を種銭にいくら増やせるかといった過酷な中途採用試験など、普通の会社と違う世界が広がっています。

あと、売買を有利にするツールの存在には驚きました。
注文を数マイクロ秒で行ったり、売り買いが見えないようにするソフトウエアとか、業務用と言った感じですが、個人でも使っている人はいるのでしょうか。
そんなもの使われた日には予算の無い個人投資家は搾取されるばかりでしょう。。。