「絶対誰も読まないと思う小説を書いている人はネットノベルの世界で勇者になれる。 ネット小説創作入門」を読んで小説家を目指そう
ネット小説は、いわゆる文芸誌に載っているような純文学と違います。
ネット小説はタイトルそのものが長い文章で、それを読んだだけでどんな話か分かるようにする必要がある。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」とか。
有象無象のネット小説の塊の中からどうやったら、1clickの手間をしてまで読んでもらえるかと言ったノウハウが書かれています。
効果的なタイトルのつけ方、あらすじの書き方、snsを使った宣伝方法、反論があった時の対処の仕方など、ネット小説ならではといった対策方法が網羅されています。
良くネットのニュースで、あまり有名じゃない人が結婚して、コメントに「誰?」とか書いてあるけど、書いてる本人はその人のことをそれほど好きでも嫌いでもないのに書いている。で、書いたことすら忘れてる。
そのことと同じで、自分の小説がちょっとけなされても、気にしない方が良いのでしょう。
やはりありきたりでも起承転結を大事に、キャラクターが必然性を持って動くことが、読者が納得のいく小説なんだと思います。
例えキャラクターが他の作品に似てても、数々の作品が出尽くした世の中で、それは仕方のないこと。
しっかりと、プロデビュー目指す人とあくまでアマチュアで趣味でやって行こうとしている人、両方の観点で解説されているので、どちらの立場の人でも読んでて役に立つと思いました。