甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「ゼンリン 住宅地図と最新ネット地図の秘密」を読みました。本当に一軒一軒調べてて、びっくり

住宅地図って言うのは、役所や電力会社、消防、警察とか、公共インフラでも使われているし、宅配ピザとかのアルバイトでも使われています。

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家や建物一軒一軒に、表札に書かれた名前が記載されている地図です。
誰がどこに住んでいるって言うのは、こう言った仕事では重要なことで、これが分からないと、ピザは届かないし、火事があっても駆けつけることが出来ません。
あと、地震などの災害が起きた時に救助に行く際、誰がどこに住んでいるかと言った情報は住宅地図でないと分からないです。
あと、災害で停電になった場合、コンピュータが使えなくなった状態だと、紙の住宅地図が活躍するわけです。

で、この住宅地図を作っている会社、ゼンリンの話です。

ホントに一軒一軒歩いて、この家に誰が住んでるのかまで調査しています。
それこそ、路地の奥まで歩いて行ったり、犬にほえられながら、近所の人に不審者がられながら実地調査員が、その足で地図の空白地帯を埋めて行っている様子がよく分かりました。
なるべく怪しく思われないように、町の人に挨拶したり雑談したりと言った地図作り以外のエピソードも面白いです。
東日本大震災で、仮設住宅の地図を作る際に、住んでる人の話し相手になりながら作ったというエピソードが良かったですね。

手書きで書かれていた住宅地図を信頼性や保存性を上げるために、昭和五十七年にコンピュータ化しています。
これが当たって、その後のカーナビやネットの地図でのシェアを大きく占めることになります。
googlemapの日本の地図を提供しているし、自動車の自動運転の研究にも力を入れているようで、これからも面白いことが期待できそうで来そうな企業だと思いました。
個人的には位置情報ゲームとかでも、活躍できるんじゃないかと思っています。