甘いもん好きおやじのブログ

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【かんたん?】ホントにカンタン! 誰でもできる! 個人ではじめる輸入ビジネス 改訂版【未経験だと大変そう】

輸入ビジネスを始める予定はありませんが、どんなもんかなと思って読んでみました。

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この本では、輸入ビジネスがとても簡単にできるということを、とても強調しています。
が、読んだことで、実際はとても手間と時間が掛かるなあと言う印象を受けました。

まず、ネットで全て完結できるわけでは無いということです。
海外旅行に出かけて、自分の目利きでこれだという商品を見つけるのが楽しいと書かれていますが、これは中々やったことない人は大変だと思います。

まず、海外に行ったことない人は、旅行とはいえ行くことだけで、その敷居が高い。
外国に行き、見本市などで、これぞという商品を見つけて独占販売権を得ると有利と書かれていますが、そう言う交渉事や外国語をしゃべったことない人には難しいと思いました。
確かに、本書では簡単な交渉英語の例が載っていてこの通りに言えば成功するとは書かれていますが、それは交渉慣れしててかつ、外国人慣れしている人に限るのではないかと思いました。

海上保険や税関でのやり取りはプロ(通関業者)に任せてしまうように書かれています。
雑ごとはプロに任せ、自分は売れそうな商品の発掘に専念すること、と書かれていますが、全て他人に任せると何かあった時、何も知らなかったら何も対処できないのではないかと思いました。
そして、売れそうな商品を発掘する方法については書かれていないので、この部分は別の本などで調査する必要があります。

やはり初期投資は掛かるようです。
見本市に出すブース代が七十万から百万とは。
その見本市でも、商談がまとまらなかったら、お金が勉強代としてだけに流れてしまう現実。

個人輸入とはいえ、販売相手がネットで一人ずつで売ると言うのではやはり儲からないというのが分かりました。
大きな販路を築くというのは、大事だと思いました。
その販路を築くのは半年掛かりだということを書かれていて、サラリーマンが副業でやるには、ことが大きすぎるとは思いましたが。

色々辛口なことを書いたのですが、確かにこの本に押されて行動を起こせば、輸入ビジネスの第一歩を踏み出せそうな感じはします。
うまく行かなかったときの対処方法については、あまり書かれていないので、実践するとしたら当たって砕けろのタフな経営者タイプの人に向いてると思います。
そういう突っ込んだところやトラブルシューティングは、恐らく著者のセミナーに行くかすれば合点がいくかと思いました。
やはり、最初は本だけでなく有識者とともに行動をしてみないと難しそうだというのが分かりました。
とにかく、簡単かもしれないけど、やったことが無い人には敷居が高そうなことが多いです。

自分が輸入品を買う時に注意したいことも書かれていました。
輸入品を売る側は粗利の50%を確保するとため、原価の五倍の値段をつけると書かれていました。
例えば10円のものを1980円で売る例があるそうです。
自分が消費者の立場で、これから買おうとしているものが適正な価格か注意するようにしようと思いました。