甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

【まんがでわかるLinux シス管系女子】シェルのあんな使い方、こんな使い方が分かる

ひょんなことからシステム部に配属になった、みんとが、桜子先輩からLinuxの指導を受ける形で物語が進んでいきます。

イメージ 1


この本を読むことで、基本的なLinuxのコマンドと、各種リソースの見方(CPU,memory,disk)、シェルスクリプト作成が理解できます。
ちょっと高度な内容、例えば一行シェルスクリプトなどは、実務経験を踏まえてから読んだほうが腑に落ちるかもしれません。
まあ、これ読んで取りあえず実践してみるのが実力アップの近道だなあと思いました。

漫画は非常に読みやすく、左開きを考慮してかセリフは横書きなので問題ないです。
絵もきれいです。
漫画にしてしまうと、説明が分かりにくくなったりする場合があるのですが、本書の場合は漫画のテンポがいいので理解の助けになります。
だんだん激しくなる、みんとのダジャレと言うかボケがなかなか面白いです。
実際、イラストをふんだんに使っているし、コマンドの擬人化かな? 楽しくわかります。

仕事でLinuxを使います。
データベースを構築するサーバがOSだったりするので、一通りのコマンドは知ってるつもりでしたが、本書で新しい発見もありました。

・コマンドのヒストリーが、windowごとに異なる。その同期を取る方法。
・zcatとgrepの組み合わせで解凍していないファイルを検索することが出来る。
・コマンドを変数化したり、入れ子にしたり出来る。
・cutやsortやuniqで好きな項目を集計したりする方法。
・回数を数えるために、cut -cとsortをセットで使う。
・引数に自前のオプションを設定できる。

これらは、この本で読んで初めて学びましたねー。
意外に知らないことが多いから、こう言った本で一通り勉強したほうがいいです。
あと、シェルに限らずプログラミングは抽象化が大事だなと思いました。
あまりに行き過ぎると訳が分からなくなるから、注意が必要だけど。
シェルだと変数化したり、引数でまとめたり、巻数化したり。
段階的に考えていくと、保守性の高いものが作れそうだと思いました。