ゲームディクショナリー―三国志4事典 攻略本と言うよりもシブサワコウ独自解釈本

攻略本と思って読むとちょっと違う印象を受けると思います。

ですが、武将の知力がこれくらいで外交がうまくいく、兵士の訓練度がこれくらいだとこういうことになるとか、

そういった細かい仕様の話は出てきます。

あくまで事典なので、あいうえお順に武将やイベントについての解説が書かれています。

ただ、普通の事典と違うのは、全ての項目についてシブサワ・コウ氏の好みがはっきり出ているということです。

この事典の場合、中立な立場で物事が書かれていると思ってはいけません。。。

趙雲についての解説は、語りたいことが多いのか、他の武将よりも長めで、かつ好意的なものですが、劉備については

偽善者とか寝技師とか身もふたもないことが書かれています。

随所に、自分でボケて突っ込みを入れている事項もあり、読んでてクスリとしたり失笑したり。

マイナー武将については、とても短い解説で、不思議な存在だとか、斬られるために出てきた存在だとか、滅茶苦茶書いてます。

巻末には、各能力値ごとのランキングがあり、資料として使えます。

全編にわたって、シブサワ・コウ氏は三国志が好きなんだなーというのが伝わる内容です。

これを読めば、武将やゲームの世界について愛着が持てることは確かです。