「なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発」クライマックスのお客は総務省。
今までは受託案件だったり、客先常駐だったりしたけど、今回は自社で商品というかサービスを作る話になっています。
なので、エンジニア業界で多数派を占める客先常駐タイプの人にとって、あるあるネタが多いかと言うと、それは少なめかなと思います。
毎回無茶振りする社長が、今回は会社の経営を立て直すために、新人の主人公を新サービスの隊長として任命しました。
ただ、新人なのに、そこは優れた主人公。
あっという間にそれほどの苦労も無く前述のサービスを思い付きます。
そして開発もデスマーチになることも、メンバーでもめることは多少あっても泥臭いところは少なく、さくっとリリース。
ここら辺、ラノベだから仕方ないけど、もうちょっとリアルが欲しかったかな。
ヒロインの室見と梢が対立していて、その構図が開発VS運用みたいになってます。
室見が既存サービスを例外的な形で対応しようとすると、そこに運用が特別になるという理由で梢が反発します。
ですが、いがみ合っていてもお互いを認め合う間柄なので、最後は協力体制を取ります。
この辺りは、読んでいて痛快と言うかスッキリします。
現実もこうなってほしいです。
なかなか売れないサービスを、導入顧客に評判を書いてもらうことで広めてもらったり、他ベンダーに代理店になって販売してもらったりと、
今までにないマーケティングの話も出てきました。
クライマックスのお客は総務省。
何だか、ラノベならではです。
この辺り好みが出るかなあ。