甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

橘いずみ「永遠のパズル」、やっぱり自分は騙せない。

ハードオフのワゴンで発見しました。
まず、シングルCDが、今時代のパソコンで聴けるのか心配でしたが、杞憂でした。
ちゃんと聴けます!
ちなみに使用パソコンのOSはwindows10です。

ここから、本題です。


橘いずみ永遠のパズル

空を仰ぐ

白いスーツまぶしい


このシングルが出たのが1994年4月で、当時高校2年生でした。
橘いずみの存在は、その一年前から知っていました。
部活の先輩がカセットテープに録音した音源を、ラジカセを使って、道場で流していたからです。
空手部だったので、部室ではなく、道場でした。
空手道場に鳴り響く、「失格」、「バニラ」、「サルの歌」・・・・・
その音の渦の中で、ひたすら型や組手の自主練習に取り組む部員たち・・・・・
ほとばしる汗の中、先輩から後輩への怒号が降り注ぐ。
曲は流れ続ける。
毎回、絞り出すかのような強いメッセージ性を持つ語りの部分で、一瞬「ピタっ」と皆の
動作が止まる・・・・・

音楽を聴く耳も、空手の腕も未熟な、当時の私をして、こう思わせたものです。
「このシチュエーションで、聴く曲じゃない」


「永遠のパズル」は、最初に聴いたとき、「失格」、「バニラ」、「サルの歌」に比較すると、若干ポップだし少し軽量化された感じの印象を受けました。
ドラマとのタイアップだったから、そのあたりもあったのでしょうか。

まず、最初のイントロが好きです。
なんか切ないんだけど、明く前に向ってく感じ。
歌詞も好きです。

「自分までだまし 首尾よく生きて何になる」
本当にそうだと思いました。

「他人の気持ちなど簡単に理解できない」
本当にそうだと思いました。

何か、散々悩んだ挙句に、達観したような、悟ったかのような歌詞だという印象を受けました。
練習中に聴いた「失格」、「バニラ」、「サルの歌」が激しかった分、明るくて少し軽くなったこの曲が、余計にそういう印象を与えます。
語りのところで「とにかく負けないで」という部分があり、悩みに対して具体的な解決方法は提示されていません。
ですが、共感できる歌詞の内容や、その先にいいことがあると歌っているので、これでいいんだと思いました。

あと、カラオケで歌うと、語りの部分で皆が、ついていけているか、引いてないかがいつも気になります。