甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

忘れ去られたプレミアムフライデー

みなさん、本日プレミアムフライデーですよ。

覚えていましたか?

職場では誰もそのことに触れないし、ニュースでも取り上げられなくなったので、始まって三回目でもう無かったことになってます。

毎月月末金曜日を午後三時に仕事を切り上げて、
旅行やイベントや飲み会に行きましょうと言う夢のような企画と言うか、政策です。

目的としては、恐らく皆の時間的な余裕を持ってもらって、旅行や飲みに行ってもらってお金を使って経済を活性化してもらいましょうという目的なんだと思います。

ですが、月末に午後三時に帰れる人なんて皆無です。

職場では一人か二人帰ってました。
それ以外は仕事してました。
行きつけの美容院に行ったとき、美容師さんに聞きました。

「無理ですよー。サービス業なんで」

だそうです。
結局、お客さんの都合がある仕事は自分の都合で帰ることなんて無理なんです。
デスクワークで自分の仕事量を調整できるような仕事だと、何とかできるかもしれませんが、強制ではないので、やらない人も多いのでは。

じゃ、何でこんなこと広めようとしてるんでしょうか。
早く帰るより、賃金あげるようなことをした方が、お金使うような気がするし、実際にそう言ってる人がいます。

私が思うに、早く帰ることを目標に、作業の効率化を目指すことに意味があるんだと思います。
とても長い時間が掛かると思いますが、大きな会社からそう言うことを目指して行って、取引先にもそれが伝わり、下の中小企業にもやがてそれが伝わり、数十年後にはみんな午後三時に帰れるという夢。というか目標。

その昔、土曜日は休みじゃありませんでした。
でも、今、原則、土曜は休みじゃないですか。
この月末金曜午後三時帰宅も、定着して見れば、

「昔は月末金曜は遅くまで仕事してたんだよ。」

何て懐かしむかもしれない。

そして、その内、週休三日も定着するかもしれません。
物事を共有して、皆で仕事を回すことが定着すればそうなるかも。
一部のサービス業は難しいかもしれないけど。。。

そうなると、皆、趣味や副業をして世の中多様化して、色々な事が起きても対応できる社会になるのかもしれませんね。

今は、

「ああ!? プレミアムフライデー? うちには関係ないんじゃ! そんなん出来るわけないし押し付けんな!」

って人が多いですが、
いいところもあります。

延長保育せずに子供をいつもより早く迎えに行けたって言うお母さんも身近にいました。
子供はめちゃ喜んでたそうです。
それだけでも、意味があると思いました。

まあ、気長に。