八木山展望台に向かう途中にある蕎麦屋、庄屋で一服
篠栗方面から、八木山展望台に向かう途中の峠道で、発見。
でっかい水車が目印。
実は隣のうどん屋が目当てだったけど、もう潰れてるみたいで廃墟でした。
でも、石臼引き十割そばというのにも興味を持ち、ならば、と言うことで入店。
天気が悪く雨降りでした。
ですが、この江戸時代のような店の作りと、山間の峠道と言う風景は、何とも旅情がありますな。
店の中が広い。
そして、日本昔話に出てきそうな造りです。
梁の木がでかい。
大黒柱でかい。
頑丈な日本家屋と言った風情です。
あと、壁に蓑が掛かってて、ホントに昔話です。
店の奥にはイノシシのはく製がありました。
十割そばです。
やっぱ、初めての蕎麦屋の味をみるには、ざるで。
シンプルなものがどれだけ美味しいかで、評価します。
うん。
さすが、十割だけあってそばの味が濃ゆい。
あと、粉っぽくないのがいい。
つゆとの相性もよろしい。
十割の宿命として麺が短くなる(つなぎがないから)。
一口で啜れて、それはそれで楽しめます。
食べた後はもちろん、蕎麦湯を貰いました。
やはり、十割そばの蕎麦湯は、さらさらしています。
つなぎの小麦粉とか入ってたらトロトロしてますが、そば粉だけだからなんでしょうね。
私は、とろみがある蕎麦湯も好きですな。
店の中から見た水車。
ガタンゴトンと回っておりました。
回るたびに水しぶきが垂れ下がって行くのが見ていて涼しい。
店から出て、周りを見渡しました。
向かいの八木山ラーメンは潰れているようで、廃墟でした。
店内の椅子や机がそのままにされ、朽ちるがままと言った風情。
何とも、切ない中にも不思議な懐かしさを感じました。
昭和の食堂と言った面影が見えたからでしょうか。
■場所
庄屋
福岡市内から飯塚方面に向かう途中にあります。
間違って八木山バイパスに行かないでください。
八木山峠で見つけることが出来ます。