「壇蜜日記」読みました
2013年秋から2014年夏にかけての、壇蜜さんが書いた日記。
当時33才だったそうです。
何だか独特の文体です。
文章はうまいと思いました。
ただ、ちょっと文学っぽく形容詞が多い表現があったりして、それがまだ慣れてないみたいで、読みにくい部分もありましたが、個性が出てて読んでて人柄が伝わりました。
固有名詞をあえて、色んな言葉で表してるのが面白い。
・火星と虫の織り成すアクション漫画
・何でも揃ってるペンギンの店
・二つに割って食べるタイプのアイス
→パピコ
と、思われます。
あと、取り巻く人も、職業を元に面白いあだ名で表現してます。
・熱帯魚屋の店長
→アクア師匠
あと、靴を履かせたり、靴を履かせてもらったりするのが好きだったり、猫を抱いて相撲をテレビで観るのが好きだったり、行く当てのない温泉旅行のチラシを眺めるのが好きなのだそうです。
なんだか、視点とか行動がちょっと変わってます。
こう言う感じの女性が、好きな人は、結構いるだろうな。
書いてることとか考えてることは、なるほどなと思えることが多いです。
寝不足自慢は、私も好きじゃないですね。そこは共感しました。
あと、時間がたつのが速いと感じるのは、確かにそうです。
「昼くらいで、今日は終わるなーって思う」というようなことが書いてあって、時間がたつのが速いことの表現としてピッタリだなって思いました。