甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「ランペイジ 巨獣大乱闘」何も考えずにアクションを楽しみたい人どうぞ

宇宙ステーションで行われていた遺伝子実験のヤバい産物が地球に落ちて来て、それに触れた白いゴリラと狼とワニが、巨大化して街を襲うという内容です。

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白いゴリラのジョージは、純粋で優しいゴリラです。
主人公の霊長類学者のオコイエ博士の友達です。
二人は、冗談を飛ばし合った後、必ずグータッチで心を通わせます。
そんなゴリラのジョージは、遺伝子実験のヤバいやつで我を失い巨大化してしまいます。
それでもオコイエ博士はジョージの心を取り戻そうと、ジョージに危害を加える人たちや他の怪獣と戦います。

迫力のある映像で、序盤から引き込まれますね。
まず、ゴリラの動きが凄いリアルです。
九メートルにまで大きくなったジョージが立ち上がってビルに飛び移るとかいう動き何ですが、実際のゴリラはそんなこと出来る訳がありません。
でも、出来たとしたらそういう動きになるんだろうなというのが伝わる映像です。
大暴れするゴリラに加えて、ラルフという巨大な狼。そして、メキシコからやって来たワニのリジー
ワニのリジーが凄いスピードで川を遡上するシーンは迫力ありますが、あり得な過ぎて笑いが出ました。
最終的にはこの三匹がシカゴの街を破壊しまくる大暴れに発展します。
特に巨大な狼ラルフは跳躍が素晴らしく、崖からジャンプして数十メートル上空のヘリに飛びかかります。
ジーは鱗がチタンより硬いようで、物語のラスボスという位置付けでした。

ハッキリ言って、ストーリーは単純で矛盾だらけです(笑)。

元軍人のオコイエ博士。
密猟者からジョージを守ったことで、ジョージと友達になりました。
ですが、ジョージを殺そうとしている密猟者を皆殺しにしたようです。
なんか、行動が矛盾している。。。
終盤、主人公たちが、動物たちを元に戻す解毒剤を取りに、悪徳企業に乗り込みます。
解毒剤は扉で閉ざされて取ることが出来ません。
それをあっさり主人公が扉を蹴破ったら開くという情けないセキュリティぶりです。
その解毒剤を、巨大化した動物三本持って行けばいいのに、なぜかジョージの分しか持って行かない。なんで?
中盤で出て来たFBIも何のために出て来たか分からないまま。
全ての原因になった遺伝子操作の元をバラまいた、悪徳企業の姉弟がなんか間抜け。
主人公はその姉弟の姉貴に鉄砲で撃たれて死んだと思われますが、ヒロインのピンチに何事も無く現れます。
「急所は外れてたから大丈夫」
らしいです。
脇腹血で染まってるやん。
という、動物が大暴れしてる中で、この笑いが出る矛盾っぷりでした。
まあ、この映画の本当の見どころは巨獣が大暴れするところ何で、こういった粗は有というか、むしろきちっとしたストーリーの方が窮屈に感じるかもしれません。

とにかく派手なアクションが観たい人にお奨めですね。
あと、ちょっとシンゴジラのテイストも入ってたかな。
大暴れする巨獣に打つ手が無くなった軍隊が止むを得ず、空爆を検討する場面とか、まさにシンゴジラっぽかった。
空爆で何とかしないといけないということは、それだけ巨獣が強力なのが伝わります。

ちなみに、ランペイジって言うゲームが元になっていて、このゲームの動画を観たけど、まさにでっかいゴリラが街を破壊するというゲームです。

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ゲームにストーリーはほぼ無かった。
この映画はそのゲームにストーリーを付けた。
そのストーリーはとても単純で分かり易く、それがゲームのコンセプトをよく現しているようにも思える。

最後はハッピーエンドです。
ジョージが何だか可愛いです。
最後にスケベな冗談を飛ばすところとか。