甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「なれる!SE2 基礎から学ぶ?運用構築」やっぱDevOpsじゃんかよ

前半は、主人公の歓迎会をイベントにして、ヒロインの秘密やヒロインの世話をする総務のカモメが中心になった内容。

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あまりエンジニアの話とか技術の話は出てこない。
その分、社内の状況とか、各キャラの性格とか関連を深堀して行ってる感じです。
長いシリーズになるので、ここらで人物紹介もかねてと言ったところでしょうか。
飲み会の幹事になった人は、飲み会の進め方も書いてあるので一読の価値あり。

兎に角ヒロインが可愛い女子中学生なのに、バリバリのネットワークエンジニアと言う設定が萌えのポイントで、ここが愉しめるかどうかが鍵でしょう。
可愛さを表現するのに、やはり、しなやかな腰に長い髪、鳶色の瞳、異国の姫君という描写があっても、文章だとちと辛いか。
その辺、複雑な描写にすると読みにくくなるしで、、難しいなあ。
萌えをイラストで補っていて、ライトノベルだから仕方ないけど、ヒロインの容姿の想像を妨げ固定されてしまう難もある。

後半は、運用チームVS開発チームといった、双方の利害が二律背反したような仁義なき戦いと言った感じ。
ヒロインと運用チームの梢とのメールバトルは面白かったです。
こういうあり得ない展開はライトノベルならではって感じ。
最後は主人公がこの二人の意見を聴きつつ、新人とは思えない優れた提案をすることで、要はDevOpsの話に落ち着くのだけれど、やはりもう一山欲しかったかな。
と言うのは、言葉だけで説き伏せてしまってるところがあって、実際主人公が提案した方法で運用して見て、付与曲折を経てのお互いの関係が修復して行くところを見たかった。

ただ、クライマックスのヒロインと梢の協力体制で障害に対応して行くところはスピード感があってよかったです。
お互いが協力する中で、本当は認め合ってるってところが伝わる内容は、地味になりがちなエンジニアものとは一線を画す展開でした。