甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

「大竹まことのただいま!PCランド」とかのゲーム番組の思い出

小学校五、六年の頃、学校から帰って来ると、毎週金曜辺りにやってたので楽しみに観ていました。


この番組は、大竹まこと氏が司会で、PCエンジンのゲームを紹介したり、何故か格闘技や卓球とかいった体を張る企画に挑戦する内容でした。
ゲームの紹介は五分くらいで、体を張るコーナーが中心だったと記憶しています。

で、大人になった今、youtubeという便利なもののお陰で、昔の番組も視聴することが出来るようになりました。
ふと、この番組が気になり検索して観てみようと思いました。
大竹まこと PCランド」で検索すると、
大竹まことのただいま!PCランド」という動画が結構出てきました。
私の記憶からは、「ただいま!」という言葉が抜けていたことをここで発見しました。
まあ、大した問題ではないのですが。
この場合の「ただいま!」は、今この時を指す「ただいま」なのか、帰宅した時に発する「ただいま」なのか気になるところではあります。
前者であるならば、大竹氏はPCランドで何か楽しいことをしている真っ最中であることが想像できます。
後者であるならば、大竹氏は別世界からPCランドに帰って来て「ただいま!」と言っている様子が想像できます。
どうでもいいけど。

久々に、そのPCランドの動画を観て思ったのが、やっぱ古いという印象です。
いい意味で。
時代を感じさせるスタジオの作りだったり、主演者の肩パッドが入ったスーツだったり。
あと、題字のロゴがいかにも80年代の感じ満載です。
アシスタントのアイドルの前髪が出っ張ってたり、口紅で口真っ赤だし
今のアイドルより大人に見えますね。
何より、面白いのがゲームに興味ない大竹氏が司会だということです。
これは子供のころ観た時と、今も同じ、シュールな印象を受けました。
これと同じ印象に、「Theゲームパワー」の江戸屋小猫というのがありました。
こちらは、私が中学二年生の時観ていた番組です。
なんと朝の7時という登校前の忙しい時間帯にやっていました。
バタバタしてて歯ブラシくわえながら横目で観ていたのを覚えています。
落語家司会のゲーム番組と言う一見、共通項が無いものを掛け合わせたそれは、観ていて「大人の仕事って大変なんだなあ」と子供心に思いました。
そう思ったのは、好きなことを仕事に出来るわけではないんだよなあということを、同時に悟ったからです。
メーカーの広報だか一般社員の人がゲームキャラの着ぐるみ着て、宣伝にしている姿にも「頑張れ!」とエールを送っていました。
中でもソニックブラストマンというヒーローの着ぐるみの人は毎週出てたと記憶しています。

さて、PCランドなんですが、もちろんNEC提供だし、PCエンジンのゲームばかりの紹介です。
ファミコンの後発で出たPCエンジンは、キャラは喋るし、音はいいし、映像はきれいだしで、ファミコンゲームのドット絵ばかり見て来た私には衝撃的でした。
天外魔境は、驚きましたね。
やってみたくてもお金が無い。
せめてプレイを見たくても、友達も持ってない。
そんな中、この番組だけがゲームの映像を観れる唯一のコンテンツでした。
そりゃ食い入るように見てましたね。

今は、youtubeの動画で
「XXXプレイしてみた」
的なのがあったりで、ゲームやるよりそっちの観たほうが早いやってなってるんでしょうね。
こうやってやらなくても満足できる土壌が出来たような気がします。
あと、気軽にエンディング動画も見れちゃったり。
やる楽しみがなくなるよなあなんて思います。
何だか、ほんのちょっとの情報で、想像と欲望を燃やしていた時代が懐かしいです。
そして、手に入れたゲームがクソゲーだった時の怒りとやるせなさと、でも買った値段を取り返そうと無理やり楽しいと思ってやる悲しさ。
今のインストール、アンインストール無料のスマホゲームじゃ感じることは出来ないんだろうな。

いやあ、昔のゲームとその時代をが経験できる世代でよかったのかなあ。