九州で地震３

今日一日は、福岡は余震が来て、揺れを少し感じるくらいでした。

昼くらいに駅に行くと、電車に乗れず、学校に行けない高校生がいて、

「今日、部活休みだろーなー」

って、嬉しそうに言ってて、私の時代と変わってないなーと思いました。

高校生の頃、空手部に入りました。

部活の先生(5段)はそりゃ恐ろしい存在でした。

その日の部活がきついかどうかは、その先生がいるかどうかで決まりました。

先生がいないと、自主練になり、そりゃーもう、楽で楽しい活動になります。

職員室がある建物の脇に、先生の車があるか、毎日物見の部員が確認に行きます。

そして、車が無いときは、先生が休みか出張なので、

「やったー、今日、楽勝！」

ってなって、テンションアップです。

神聖な道場で、雑巾投げ合ったり、サンドバックで遊びだします。

ある日、いつものように、車を確認しに行った部員が帰って来て、

「車無かった」

の返事を受け、皆のテンションがマックスになりました。

いつものように、道場でゴムボール使った野球を始めると、道場に向かってくる

聞いたことのある足音が、、、

ざっ、、ざっ、、、

がさつにガラッと、道場の引き戸を開けたのは、先生でした。

「こらーーっつ！何やっとるか！」

その日の練習は、地獄でした。

アヒル歩きやら、型を何十回もやらされたり、、、

しかも、先生が何か酒臭いです。

どうやら、後で確認したところ、先生はその日、職員室で何かの打ち上げがあり、

酒を飲むから車じゃなくて、電車で来たそうです。

その日から、車が無いと先生休みという法則が崩れました。

地震とは、関係ないですが、駅で高校生のそういう会話を聞いて、少し、、、

何だろう、地震で不安に包まれた日常が、少し元の日常に戻ったような気がしま

した。