甘いもん好きおやじのブログ

日常の面白いことを描きます。

コミュニケーション研修で言われた、「結論から言う」ということについて

コミュニケーション研修で、「結論から言うこと」ということを教わりました。

これは、当たってるけど、実践することが難しいことの一つだと思います。


日本人は、理由を先に述べて結論を最後に言うパターンがおおいそうです。
反対に外人は結論から言うそうです。
お国柄かもしれません。
アメリカ人などは多人種の世界で生きて行かないといけないからまず、主張する必要があるのでしょう。
日本人は島国で育ってきて、あまり外人と接する文化が無いですからね。
ある意味、日本の歴史というか風土というものを含んでいるのでしょう。
そう考えると、大事な文化とも言えます。

ですが、ビジネスで考えた時ちょっとなあ、です。
例えば。

部下「あ、、で、、こういう風にしておかなかったから、こうなったわけで、だからその、こういう風にしようかと思っていて、でも」

上司「ごちゃごちゃ言ってないで、決まったことだけ言え!」

こういう場面って結構あります。
相手との関係もあると思いますが、ぐずぐず言うのは確かに聞かされてるほうもうんざりするでしょう。

部下「A案で行きます!なぜなら…」

上司「よし!それで行こう」

結論から言うと、すっきりして時間の短縮になりまっせ!
確かに。

ですが、結論から言うって、やっぱり難しいと思うんです。
だって、自分で考えがまとまってて理由も説明できる状態で話をしに行かないといけないから。
そこまでもっていくのが大変なんだと思います。
だから思うんです。
コミュニケーション研修で言う「結論から言う」は、結果であって、その結論を言う、までの過程をどう持っていけるかっていうところの説明がほしいです。

いろんな仕事があって、結論までの持って行き方も人それぞれだとは思いますが、何かコツみたいなのはないのかなと思います。
IT業界だと、「これはバグです」という結論を言うのは辛いです。
ですが、理由を述べれば仕方ないですむこともあります。
理由を述べるためにはどうしてバグになったかを調べる必要があります。
この調べ方をどうするのか、どう理由を述べたら相手に伝わるか、この部分が必要なんだと思いました。

結論を言って、最初は良い滑り出しでも、いろいろ突っ込まれると、本当に分かってないと、「うー、えー」と言葉に詰まります。
分かってないのに多用するのは危険です。
この「結論から言う」は意外に高度なテクニックなのです。

結論から言わない場合も、いいことはあります。
相談者が、遠まわしに相談する時は、相手を巻き込んで一緒に考えてほしいときです。

部下「えーだからですね、こうしてです、でどうでしょう?」

上司「あ、ちょっと待って、こう考えたんだよね、それなら、こうできるってこと」

要は、調べてもわからなかったら、結論言えなくても怒られてもいいけど相談に行かないと仕事が回らんということです。